大正野球娘。 第12話 「土と埃にまみれます」(最終回) - アニメとゲームと恋の楽園
2019/05/03

大正野球娘。 第12話 「土と埃にまみれます」(最終回)

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(C)神楽坂淳/徳間書店・東邦星華桜花会

櫻花會が女子野球の実力を見せつける!?

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今回で「大正野球娘。」の最後の感想になります。
今年は改元を迎えるということで、タイトルに大正という元号の付いたこの作品を
ピックアップしてみました。
実は私は本放送の時にこのブログとは別に運営していた旧ブログ(閉鎖)の方で
1回感想を書いたことがあるので、これが2回目の感想だったりします。
約10年ぶりとはいえ、同じアニメの感想を書く暇人ブロガーは私くらいかも(^ω^;)

旧ブログでは主に百合アニメを中心に感想を書いていたので、この作品なんかも
当初は百合アニメだと思って見ていたところがありました。
しかし今回改めて見直してみると、真剣に野球に取り組む女の子達を描いている
素敵な部活アニメだなぁっと感じました。
(もちろん一部は百合キャラも存在はしていますけどねw)
それゆえに、同じアニメでも初視聴の時に書いた感想と時間を置いて見直した時の
感想では、だいぶ違った印象を持って書いているなぁっと実感していたりします。


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最終回は櫻花會と朝香中学との公式試合の続きから始まっています。
櫻花會が巴のタイムリーヒットで初回に3点を先制することに成功しましたが、
朝香中学も徐々に晶子の魔球を見極めて反撃を開始してきていました。
さすがに相手は野球経験が豊富なだけあって対策をすぐに練ってきますね。

「アンナ先生、一体どうしたら……?」
「そんな顔をしないの。手を出してこないなら、魔球でカウントを稼いで、
勝負する球は練習通り相手の苦手なコースに投げなさい。」

そこでアンナ先生がタイムをかけて皆を励ましていたのは良かったです。
乃枝のように細かいデータ野球をアドバイスする事も良いとは思いますけど、
ピンチで皆が動揺している場合はアンナ先生の激励は効果がありそうね。

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しかしながら櫻花會はついに逆転を許してしまうことになります。
さらに晶子も投球に疲れが見え始めて、点差を開かれてしまう事態に……(汗)
女子と男子とではやはり体力的にも差があると思うので、後半戦になってくると
苦しいところがあるのかもしれません。

「お雪!?」
「大丈夫。これくらい何でもないわ。」
晶子が打たれても他の野手陣が励ましたり、良い守備をしていたのは素晴らしい。
特に雪のダイビングキャッチなんかはスーパープレーなんじゃないでしょうか。
手をケガをしてでも試合に出場し続けようとしていたから凄い執念ですわ。
こういう雪の姿を見せられると、他の皆も勇気を貰った気持ちになるでしょうね。

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「皆さん。私達の勇気はこんなことではない事を見せてあげましょう。」
櫻花會は円陣を組んでもう一度気合いを入れ直していました。
今まで朝香中学に勝つために厳しい練習を続けてきたのですから、たとえ
大量リードされていても最後まで諦めるようなことはしませんね。
野球の技術が上がったのは確かですけど、それ以上に彼女達には精神的な
強さなんかも身についているようにも感じます。
元々団結力はあるチームでしたが、最終回ではさらに絆が強まったような
印象がありました。

「いいか。ここからは全国大会決勝戦のつもりでプレーするんだ。」
朝香中学も櫻花會の野球に対する情熱を感じて本気でプレーしようとします。
ようやく彼らも櫻花會を女子チームだからって見下すことはなくなりましたね。
これだけでも晶子をはじめ、櫻花會が野球をやる目標を達成したと思えます。

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「あなた達!それでも東邦星華の合唱部ですか!応援するならしっかり
声をお出しなさい!!」

大口先生が合唱部の女子生徒達に大声で声援を送るように言っていました。
女子が野球をすることを快く思わなかった大口先生がこんなことを言うとはね。
これも櫻花會が真剣に野球をやっているのを見て考えを改めてくれたのかな。
確かに女性の社会的立場の教えを広めていくためには、男性側だけではなくて
女性側にも考え方を改めなければいけないので、ここでの大口先生の態度の
変化というものは大きい意味合いがあったように思います。

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「やったぁーーー♪やったやったやったやったぁぁーーー♪♪♪」
巴が満塁ホームランを打ったことで2点差に詰め寄っていました。
ここではヒット狙いをせずにホームラン狙いに変えた事が成功しましたわ。
乃枝はホームラン狙いを止めるようにサインを出していたけど、たまには
巴もデータ野球を使わずに思いっきりバッティングをしたいでしょうね。
あとはホームランを打って小梅に抱きつけるというのもあるかな?w

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記子が晶子の投球に癖が出ていることを見つけていたのはグッジョブです。
しかも乃枝の発案で、その癖を逆に利用してバッターの裏をかいていたのは偉い。
これで守備面でも落ち着いたというか、連続でファインプレーをしていましたから
本当に凄いとしか言いようがありません。
小梅もコリジョンルールがない時代に身体を張ってよくホームを守ったと思います。

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「バカ野郎ーーーっ!そんな簡単に諦めるんじゃねぇーーー!俺はそんな娘に
育てた覚えはねぇぞぉーーーーー!!!少しは根性見せてみろぉーーー!!!」

小梅のお父さんが娘の応援に来てあげていたのも本当に良かったです。
三郎さんやお母さんがお父さんを説得したのかもしれませんが、このように
小梅を叱咤激励する姿を見るとずっと気にかけていたのかもしれませんね。

「絶対に!絶対に同点にするんだ!!負けるもんか!!!」
小梅が晶子の内野安打のうちにホームまで走っていたのは凄いかも。
家族からの応援が彼女に力を与えてくれたような感じがします。
しかしながらあと一歩ホームまで届かずにゲームセットになったのは残念……。
でも、朝香中学を相手に堂々と渡り合えていたから褒めたいなぁ。
この最終回の野球のシーンは本格的な野球アニメに引けをとらないくらいに
見応えのある試合描写になっていたと思います。

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『最高の試合。ありがとうございました!』
試合終了後に両チームが健闘を称え合って挨拶をしていました。
岩崎さんがきちんと婚約者の晶子に謝罪をしていたので、もうこれで晶子は
彼に対する不満というものは綺麗に無くなったものと思います。
最初は彼を見返すために始めた野球ですけど、今となっては野球そのものを
好きになってしまったのではないでしょうか。
当然、それは他の櫻花會のメンバー達も同じでしょう。
それゆえに今後も櫻花會の野球部の活動は続いていくような感じがします。

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最終回は特別ED映像として、その後の小梅達の様子が描かれていました。
小梅は三郎さんとさらに親密な関係になりそうで、幸せに暮らしていけそうかな。
その反対に高原さんは小梅に婚約者がいる事を知ってショックを受けていたので、
これで小梅が高原さんにアプローチを受ける心配もなくなりそうですね(笑)
女房役キャッチャーとして晶子をリードした経験を活かして、いつか三郎さんの
女房役としても上手く支えてあげていってほしいと思います♪(*´ω`*)

★総評★
女子学生がソフトボールではなく野球をやるという設定に珍しさを感じました。
さらに、大正時代という設定にしている点も物珍しさを強調した印象があります。
大正時代の男女間の価値観の違いをメインテーマにすることで、女子野球部が
誕生するきっかけや、男女間で試合をする理由に納得させるものがありました。
おそらく今こういう美少女部活アニメが作られると、対戦相手まで女子チームを
用意されていた可能性が高くなると思いますし……(笑)


野球部の創部から勧誘活動、練習や強化合宿に、そして公式戦へと、対戦相手を
男子小学生チームと朝香中学だけに絞る事で上手く1クールにまとめていました。
メンバーの女の子達も性格面や特技など、いずれも個性的なキャラばかりなので、
活き活きとした女子野球部の活動を描いてくれていたと思います。
変にお色気描写を盛り込まないことも、この作品としては良かった点でしょうか。
美少女系部活アニメとしてはかなり完成度の高い傑作といった感じがしました。

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