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さすらいの太陽 第26話 「心の友・心の唄」(最終回)

2016年10月29日
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(C)藤川桂介・すずき真弓・虫プロダクション

のぞみがプロの歌手として羽ばたいていく♪
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今回で「さすらいの太陽」の最後の感想になります。
芸能界を舞台にした最初のアイドルアニメという触れ込みになっていますが、
物語の終盤まではのぞみが歌手デビューするまでの下積み生活を中心に
描かれていたので、そんなにアイドル色の強いイメージはなかったです。
むしろ昭和アニメ特有のスポ根要素のあるアイドルアニメだったと思います。
やはり今と昔では同じアイドルアニメのジャンルでも描き方には大きな違いが
あるんだなぁっと改めて思いました。


のぞみが天国のお父さんのためにも歌手を続けていく決心をします。
たとえ峰家とは血の繋がりはなかったとしても、あくまでお父さんの子供として
生きていこうとしていたから偉いなぁって思います。
長年、お父さんと一緒に苦労しながら生活していたので、そう簡単には親子の
縁を切れるものではないということを示してくれていたような気がします。

あと、のぞみにとっては森山さんと実の兄妹でない事が分かったのは良かった。
2人の場合、戸籍などの関係ですぐに結婚できるのかは分かりませんけれども、
とりあえず結婚可能な非血縁の最低条件をクリアできたのは大きいでしょうね。
もう弟と妹も2人の関係を認めていたし、これは絶対に結ばれなくっちゃ♪(笑)

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恋が充実してくると、歌のお仕事にも良い影響を及ぼすというものですね。
のぞみのサインを欲しがるファンも多くいたので、結構人気がありました。
のぞみの場合は身近に触れ合えるような歌手というイメージがあるのも、
ファンから慕われやすい要素になっているような気がしますわ。

「そういえば、あれから美紀さんどうしてるかしら?気になるなぁ・・・・・・。」
のぞみは出生の秘密が載った週刊誌記事を見て、美紀の事を心配します。
のぞみ自身は育ての親との関係を割り切ることが出来ましたが、美紀の方が
どういう気持ちでいるのかが気になるというものなのでしょう。
お互いに生みの親と育ての親と関係があるだけに、今までよりも2人の関係が
複雑になってくる感じがしました。

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のぞみが美紀の家を訪れていた時に美紀が保護されたという連絡が入ります。
特にお母さんは美紀の家出によって精神的にかなり参っていた様子だったので、
これで少しでも落ち着きを取り戻してくれると安心なのですけどね。
たとえ実の娘ではなかったとしても、これほど心配してあげている姿を見ていると、
実の娘のように思ってあげているんだなぁっと感心しましたよ。

あと、お母さんののぞみに対する態度が柔らかくなっていたのも注目ですね。
おそらく実の娘と分かったのもあって、丁寧な対応に変わったのかもしれません。
当然それはのぞみの方もまた同じで、美紀の両親の前でちょっと涙を浮かべて
感激していた姿が印象に残ります。

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美紀は昏睡状態で保護されたものの何とか一命は取り留めていました。
のぞみは美紀を助けてくれた少年と一緒に「心のうた」を歌っていましたけど、
その後に美紀が意識を取り戻してくれたので本当に良かったです。
まるでのぞみの歌声には奇跡の力でもあるかのようでしたわ(^ω^;)

でも、のぞみと美紀が手を取って涙を流し合う姿を見ると信じられない(苦笑)
2人とも今までのライバル関係だったのをすっかり忘れているみたいだなぁ。
まぁ美紀は頭をケガしていたから、そのせいで優しい性格に変わったのかもw
とにかく最終回に来て、2人の関係が丸く収まったのは本当に奇跡的でしたよ(^ω^;)

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「どうだ、峰。我々2人でこの新しい試練に挑戦してみないか?」
「先生!ぜひやらせてください!」
のぞみが江川先生からワンマンショーをやってみようと誘われていました。
デビューしたばかりの新人歌手ののぞみがもう1人でショーを開けるだけ
人気も実力も備わってきている感じがします。
それに江川先生の恩師からのオススメでもあるから、断れないでしょうね。
ある意味、のぞみは歌謡界の重鎮から認められたようなものだから、今後
芸能界でもっともっと活躍していけそうだ。

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「のぞみさん。ごめんなさいね。私、あなたに意地悪ばかりして・・・・・・。」
「いいのよ。もう。それより早く治って、また歌のお仕事頑張ってね。」
美紀が改めてのぞみに今までのことを謝っていたシーンは少し感動しました。
あの上から目線な態度が一変していたのが信じられないくらいでしたけどね(苦笑)
簡単に許してあげるのぞみはとても心の広い女の子だなぁって思いましたわ。
でも、これでのぞみと美紀が仲良く友達になれそうだから本当に良かったです。

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峰家と香田家が一堂に会してお食事パーティーを催していました。
赤ちゃんすり替え事件がなければ両家が関わり合う事はなかったはずなので、
まさに運命のめぐり合わせで結びついた縁になっていると思います。
とりあえず美紀のお父さんの言うとおり、新しい家族が増えたと思うしかない(笑)

あと、のぞみと美紀は今までどおりに育ての両親の娘として暮らしていくみたいだ。
長年暮らし慣れた家庭で過ごすのがやはり一番良いという考えなのでしょう。
まぁのぞみはともかく、あの美紀が貧乏暮らしに耐えられるとは思えませんからw、
そのままの方がいいかもしれませんね(^ω^)

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最後にのぞみがワンマンショーで多くの観客の前で「心のうた」を歌います。
美紀も一緒にピアノ演奏で参加してあげていたところにも、2人が歌手仲間として
これからも良好な関係を保てていけそうな事が示されていかな。
江川先生も仲良しになった教え子達の姿を見て胸を撫で下ろしていたはず(^ω^)

特に美紀はのぞみに対するわだかまりが消えたので、これからは心の底から
本当の自分の気持ちを込めた素敵な歌が歌えると思います。
いつかはのぞみの実力に追いつけるようになるんじゃないでしょうか?
今後2人は切磋琢磨しながら素晴らしい歌手へと成長していってもらいたいです。

★総評★
ヒロインが試練を乗り越えながら歌手になっていく様子を丁寧に描いていました。
次から次へと休まる間もなく試練が訪れる演出なんかは、作品をドラマチックに
盛り上げる事に成功させていたように思います。
人情味溢れるサブキャラ達がシリアスな展開の中に少しの安らぎや癒やしを
もたらしてくれていたのも良かったと思います。


あと、のぞみも美紀も自分の意見をはっきり言えるくらいに気の強さがあったり、
反対に精神的な弱さも兼ね備えていたところは興味深いです。
生みの親から受け継いだ遺伝的な性格と、育ての親から影響を受けた後天的な
性格が、2人のヒロインの性格面の形成に寄与しているように感じました。
これは赤ちゃんすり替えの設定を上手くキャラの性格の設定に反映させていたと
思います。
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