デビルマン 第39話 「妖獣ゴッド 神の奇蹟」(最終回) - アニメとゲームと恋の楽園
2015/06/07

デビルマン 第39話 「妖獣ゴッド 神の奇蹟」(最終回)

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(C)永井豪/ダイナミック企画・テレビ朝日・東映動画

不動明が美樹の前でデビルマンに変身するお話です。

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今回で「デビルマン」の最後の感想になります。
デビルマンとデーモン族の悪魔達との戦いはこれで最後になります。
一般的なアニメならクライマックスの戦いは数話にかけて描く事が多いですけど、
このデビルマンは最後の最後まで一話完結として描いているのが珍しいです。
果たしてこの最終回の残り1話で全ての決着がつくのかと思いながら見てました。


「いでよ。妖獣ゴッド。」
「この機会を待ち焦がれておりました。」
「今までに送り込んだデーモン族は尽くあの憎きデビルマンによって倒された。行け。
ゴッド。デーモン族の意地にかけて必ずやデビルマンを倒し、人間界を征服するのだ。」

「お任せください。ゼノン様。私めに一計がございます。必ず。思し召しの通りに。」
魔王ゼノンが妖獣ゴッドにデビルマン討伐と人間界征服命令を出しておりました。
この最終回に派遣される妖獣だからさぞや優秀で強いのだろうと予想されますよね。
この妖獣ゴッドにどんな策略があるのかが気になるところです。
それにしても、もう最終回なのに魔王ゼノンはまだ派遣命令を出すだけでいてますわ。
ラスボスなんだからそろそろ自ら出陣しなくていいのかなぁ?って不思議に思ったよ(^ω^)

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明達がTVのニュースでバベルの塔が出現したり、スフィンクスが動くのを見ます。
それに本物のサメまで川から飛び出して攻撃してくるから恐ろしい状況ですわ(汗)
こんな摩訶不思議な現象が起こるのはもうデーモン族の仕業としか思えませんね。
この作品では乗り物に被害が出るシーンがたくさん描かれてきましたけど、その中でも
新幹線が破壊されているシーンが結構描かれていた印象があります。
これだけズタズタに破壊されていると復旧作業が大変そうですよね。

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「親衛隊長のあんたまで駆り出すとは魔王ゼノンも種が尽きたな。」
「フフフフ。何とでもほざけ。」
妖獣ゴッドがデビルマンに挨拶がてら明と取引しにやって来ていました。
美樹に正体をバラされたくなければ邪魔をしないようにと要求されます。
明としては美樹と一緒に暮らすためにはその条件を飲むしかなかったかな。
最初の頃なら美樹以外の人間がどうなろうと関係ないスタンスでいたので、
もしその頃に同じ条件を出されていたら悩むことなく同意したでしょうね。
ただ、今の彼は人間界そのものにも愛情を注いでいるので辛そうでしたわ。

あと、もう1つ驚きなのが妖獣ゴッドがデビルマンの直属の上司だった事です。
魔王ゼノンの親衛隊長でもあるからデーモン族では最高幹部の悪魔なのでしょう。
デビルマンとしては自分の弱点も含めてよく知られているので不利な状況です。
ある意味、最も戦いづらい強敵が現れたと言ってもいいでしょうね。

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妖獣ゴッドは恐竜を暴れさせたり、大地を引き裂いたりとやりたい放題してました。
どうやらこのゴッドはあらゆる物体を生み出す能力があるみたいですわ。
それに天変地異を起こす能力もあるのでバラエティに富んだ破壊活動になってます。
「このままでは人間界は奴らの思い通りだ。といって俺が戦えば・・・・・・。
ちくしょう。どうすればいいんだ!?」

あとタレちゃんとミヨちゃんの近くに旅客機が墜落して危険な状態だったのですけど、
明は邪魔しないという約束があるためにデビルマンに変身して助けに行けません。
もちろん明は美樹だけじゃなくタレちゃんのことも大切な存在なので悩んでおりました。
妖獣ゴッドの作戦は明の心理的な弱点を上手く突いていると思います。
最終回に相応しく窮地に追い込まれた展開になっていました。

「後はどうなろうとも、これ以上黙って見ているわけにはいかねぇ。」
明は我慢できずについにゴッドとの約束を破ってデビルマンに変身していました。
美樹に正体がバラされて一緒に暮らせなくなったとしても、人間界を守る事を
一番大切にしたい
と思ったのでしょう。
もう今の明は悪魔ではなく完全に立派な人間の心を持っていると思います。

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「不動明。奴もまた俺と同じ化け物だ。」
「え?」
「デビルマンとは彼のことだ!」
「ディィーーーービィィィィーーーーーーィィーーーーィィルッ!!!!!!!」
とうとう明はデビルマンの正体を美樹にバラされてしまったので仕方なく変身します。
明の変身する掛け声が裏返っていたのを聞くとショックを受けているのは確かです。
もう明は愛する美樹とのお別れを覚悟して変身した事が痛いほど伝わります(涙)
正体がバレる事によって最終回を迎えるのも変身ヒーロー作品の宿命ですよね。

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「神の名を語る化け物!さぁ明くんを元の姿に戻してよ!」
美樹が明が変身した姿を見てもデビルマンの正体だと信じなかったのが驚きかも。
確かに妖獣ゴッドが次々と摩訶不思議な物体を生み出しているのを見ていると、
このデビルマンも妖獣ゴッドの仕業だと勘違いしてもおかしくないでしょうね。
ただ美樹の心の中にはデビルマンの正体を信じてしまえば大好きな明とこれで
お別れすることになると思ってあえて信じないフリをしているようにも感じます。

とにかくまだ明は美樹と別れなくて済む可能性が少しだけ残されていたかな。
もちろん妖獣ゴッドとしてはこういう返答は全くの予想外だったでしょう。

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「こうなればデビルマン!神と悪魔の一戦を交える他にないようだな!」
「望むところだ!」
デビルマンと妖獣ゴッドがクライマックスの天王山の一戦を繰り広げます。
さすがにゴッドはデビルマンの上司だから妖力がかなり上回っている感じがします。
最初からこのゴッドを人間界に派遣すれば良かったのにと思ってしまいそうですわ。
ただデビルマンも恐竜をデビルアローで倒していたから何とか頑張ってました。
このバトルシーンではクラシック風なBGMが流されていたのも印象的です。

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「神なら神らしく正々堂々と戦え!妖獣ゴッド!」
「ほざいたな!デビルマン!」
ただやはりデビルマンにはデビルマンのOP曲で戦うのが熱いパターンですよね♪
デビルマンがデビルカッターを繰り出せば、ゴッドの方はゴッドカッターという
全く瓜二つの必殺技を放っていました。
さらにデビルアローに対してはゴッドアローという技で対抗していましたので、
この2人の能力は全く同じであり、別の意味では対極のような感じもします。
とにかくデビルマンとゴッドの能力は全くの互角と見てもよさそうでした。
まさかの両者相打ちENDもあるのかなぁって少し思ったりもしましたよ。

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「明くん!負けないで!負けないで!明くん!!」
「美樹・・・・・・。」
ただ、デビルマンは何とか最後の力を振り絞ってデビルビームを放っていました。
これは美樹からの愛情パワーを受けたから立ち上がれたのかもしれませんね♪
最後は再び超必殺デビルビームを放って妖獣ゴッドを倒すことに成功していました。
この戦いの勝敗は愛情パワーの有無によって決まったようにも思います。
それゆえにデビルマンは人間界にやって来た事でさらに強くなっていたのでしょう。

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「ありがとうよ。」
「何が?」
「俺を信じてくれたことさ。目の前でデビルマンになった俺を。」
「どんな格好になったって中身は同じ明くんじゃない。」
明は美樹と別れる覚悟があっただけでに、こうして今後も愛する美樹と
一緒に生活が出来ると思うと嬉しいでしょうね。
美樹の方はたとえ明がデビルマンだったとしても愛情に変化はなさそうです。
今まで明と楽しく過ごせてきた経験があるから問題ないという考えなのでしょうね。
それほど美樹もまた明を真剣に愛している事が伺えるラストシーンでした♪
「(好きだぜ。美樹。)」
「え?何か言った?」
「なぁーんもねぇよ♪」
将来的にはやはり2人は結婚してずっと一緒に暮らしていくように思います。
もうデビルマンには帰る場所がないので美樹がそばにいてあげてほしいな。
とりあえず美樹に正体がバレたので今後デーモン族が襲いかかってきたとしても
もう気兼ねなく堂々と変身して戦えそうだから良かったように思います(^ω^)

★総評★
一般的には悪者であるはずの悪魔が正義のヒーローという設定に面白さがありました。
最初は悪魔的な考え方や行動を見せていた不動明でしたけど、物語が進むに連れて
人間的な愛情を身に付けてきている様子が分かるように描かれていたのも良かった。
あと毎回工夫をこらしてストーリーを作られていたのでマンネリを感じないのも良い点。
メインの悪魔の登場のさせ方も1クールずつ分担させていたので、その点においても
構成などのバランスの良さが光っていたように思います。
ただ真のラスボスだったはずの魔王ゼノンとの決着はつけて欲しかったかな。
古い作品ではタイガーマスクとか新しい作品ではコードギアスなどダークヒーロー的な
主人公が元に所属していた組織に対抗していく作品を好まれる方にはオススメです。

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