憶病なヴィーナス - アニメとゲームと恋の楽園
2013/12/22

憶病なヴィーナス

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(C)JVC 1986

昭和のアイドル岡本舞子さんの歌をアニメ仕立てのPV映像にした作品です。

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おそらくアイドルの岡本舞子さんと書いてもほとんどの方は分からないかと思います。
アニメファンの方には「魔法の妖精ペルシャ」のOPとEDを歌っていた方と説明すれば
分かりやすいでしょうか?ぴえろの魔法少女シリーズでは、アイドル歌手がOPやEDを
歌って、さらにヒロイン役の声優を担当しているのが伝統となっていたのですけど、
この岡本舞子さんだけはペルシャ役の声優を担当していませんでした。
そのために他の魔法少女作品のアイドル歌手と比べて印象が薄いかもしれませんね。
でも私のお父さんは昭和のアイドルに詳しいのでこの方もよく知っているみたいです。
まぁそうじゃなきゃこんなマイナーなアニメにまで手を出さないか・・・(^ω^;)
ちなみにタイトルの「憶病なヴィーナス」は岡本舞子さんの曲タイトルでもあります。


この作品は岡本舞子さんがそのままの名前でヒロインとして登場しているわけじゃなく、
架空のアイドル桐田裕美子という女の子として描かれた珍しい演出になっています。
その裕美子がトップアイドルになるまでのサクセスストーリーが描かれています。
もちろんBGMには岡本舞子さんの歌が使用されていますよ。
つまり岡本舞子さんのアニメ風ミュージッククリップみたいなものと思ってください。

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映像の中では裕美子がセリフを喋ったりするようなシーンはほとんどありません。
桐田裕美子がアイドルになるために歌やダンスのレッスンに励んでいる様子や
日々の日常生活などをBGMに乗せて最初から最後まで淡々と描かれています。
雰囲気的にはくりいむレモンの「亜美・イマージュ ~白い影~」に近いかな。
昔のアニメでは、この様な音楽PV風な作品をよく見かけたりします。
クリィミーマミだけでも幾つかミュージッククリップ作品があったはずだし(^ω^)

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この作品で流れる歌は以下の4つの曲です。
「100What☆?!Girl」
「無防備なあいつ」
「夜のアリア -Starlight Dreaming-」
「憶病なヴィーナス」
ペルシャの歌はアニメの曲らしい雰囲気が感じられますけど、この作品の歌は
アニメの曲というより昭和時代の女性アイドルらしさのある曲です。
ペルシャみたいな歌だと思って聞くとたぶん違和感を覚えると思う。
この中では3曲目の「夜のアリア」というバラードが少し気に入りました。

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最後にはトップアイドルになった裕美子がコンサートで歌っているシーンで終幕です。
観客からアンコールされる形で「無防備なあいつ」がEDとして流れていました。

★総評★
「街がリズムを刻み出した!」
「今、一番キュートなアニメーション!」
「スターへの道を歩みだした裕美子に君の部屋で会ってほしい!」
・・・等々、パッケージに書いてある謳い文句に少し寒さを感じました(苦笑)
さすが昭和時代を感じさせる作品だなぁって思いました(^ω^;)
とまぁ冗談は置いておいて・・・とりあえず珍しい作品だったのではないでしょうか。
架空のアイドルを作り出して音楽だけを流すという実験的なアニメのような気もします。
ヒロインが会話をしてストーリーを展開していくわけでもなく、あくまで映像内の
描写を眺めるだけでストーリーを感じ取っていくようなものに思えました。


あと頻繁にズームアップやズームアウトさせてヒロインを生き生きと映し出してました。
動きの細かさやカット割りの多さなんかもあって全体的に流れの良さも感じたかな。
もちろん一般的なアニメ作品とは全然異なりますので、岡本舞子さんのファンのための
コレクターアイテム的なもの
と思った方がいいと思います。

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