機動戦士Zガンダム 第33話 「アクシズからの使者」
アーガマはアクシズから来たモビルスーツ隊によって救われたシーンの続きです。
あのガザCのモビルスーツ隊とこの旗艦グワダンの軍勢を見ると、旧ジオン公国の
残党達がアステロイドベルトで地道に力を蓄えてきたという事が伺えます。
でもこういう勢力の存在を地球連邦政府が全く重要視してなかったという点は
ウォンさんの言う通り問題があるようにも感じられますわ。この辺なんかも
アースノイドとスペースノイドとの間で溝が出来ている要因の1つかなぁ・・・。
とにかくアクシズ陣営はエゥーゴと手を結ぶ事を選択したという事になります。
エゥーゴ側としてはティターンズとの戦いを有利にする上でもここはぜひとも
交渉を上手くまとめたいところでしょうね。
「やはり・・・ハマーン・カーン」
あとシャアがモビルースーツに乗っていた女性の事を意識している点に注目かな。
彼はだいぶ前にもこのハマーン・カーンという名前を呟くシーンがありましたが、
アクシズと彼女の動きに特に注意を払っていた事が伺えます。まぁ彼にとっては
今後の行く末を左右する交渉相手という事なのだけは確かでしょうね。
「ザビ家の正統なる後継者、ミネバ・ザビ王女である。」
そしてアクシズの代表として紹介されたのは可愛い小学生くらいの女の子♪(^ω^;)
こんな子供でもドズル・ザビの娘という事なので血統の高さは折り紙付きです。
でもまぁ子供相手に交渉するとなるとエゥーゴ側が戸惑うのも当然でしょうね。
シャアの方はハマーンだけじゃなく、このミネバの事もよく知ってる感じでした。
2歳の頃に会っているという事は5年前まではアクシズにいたって事になるのかな?
あと彼はやっぱり赤い彗星時代の軍服を着てる方が似合っているなぁって思った。
もうこの時にはサングラスをつけてますね。でも私は仮面姿の方が好きかな(^ω^)
「あっ♪やはりシャア・アズナブルだ♪・・・長い間の偵察ご苦労だった。いよいよ
アクシズが動き出す時が来た。ザビ家再興のために力を貸してくれよ・・・」
ミネバはジオンのお姫様らしくとても大人染みた物言いで話してました。
でも度々ハマーンの顔を伺いながら話していた様子を見ていると、どうやら
彼女はハマーンの操り人形のような感じで喋らされてる感じでしょうね。
でもミネバの言葉にハマーンの意思が含まれているというのなら、ハマーンは
シャアの力を借りようとしているようにも思えるシーンでした。
「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて何とするかっ!?」
ただし、シャアとしてはミネバを利用してアクシズの実権を握ったハマーンに
怒ってました。彼って声を荒げて怒るのは珍しいのでとても印象に残ります。
とにかくシャアとハマーンの間に大きな確執がある事が伺えました。
それが彼がアクシズを去ってエゥーゴに参入した理由でもあるのでしょうけどね。
まぁどういう理由であれ、あんなトラブルを起こしたら交渉決裂は仕方ない(苦笑)
当然、シャア達は捕らえられてしまう事になるわけですけど、そんな中で突然
シャアがカミーユに殴りかかってケンカし始めた時は何事かと思ったよ!(汗)
上手く脱出するための演技だったみたいだけど、カミーユの痛がり方を見てると
本気で殴られてたので可哀相だった。これってシャアのせいで捕まったのだから
普通はカミーユの方に殴らせてあげるのが筋じゃないのかなぁ?って思ったよ(^ω^;)
「ハマーン・カーン。死んでもらう。」
シャアはハマーンを暗殺しようとしますがあっさりと失敗に終わっちゃいます。
せっかく脱出できたというのにまた捕まってしまっては全く意味が無い(^ω^;)
「クワトロ大尉!いつもの冷静なあなたはどこへ行ってしまったんですか!?」
これじゃあ殴られ損のカミーユが文句を言いたくなるのも分かる気がしますわ。
今回のシャアって空気を読めないというか、完全にヘタレキャラになってたよ(苦笑)
おまけにレコア少尉を負傷させる事態まで招いちゃってたし・・・。
こんなに周囲に迷惑を掛けまくるシャアってある意味珍しいかもね(^ω^;)
今回の彼を見てると赤い彗星も地に落ちたなぁという印象を持っちゃいそう。
とにもかくにもこれでエゥーゴとアクシズは袂を分かつ事になりました(汗)
アーガマにドゴス・ギアのモビルスーツ隊が攻撃を仕掛けてきていました。
シロッコはエゥーゴとアクシズの会談が失敗に終わった事を受けて攻勢に出た。
そこで今回のヤザン大尉はダンケル中尉とラムサス中尉という部下を引き連れて、
3機のハンブラビ隊を編成して出撃してましたわ。第一印象のヤザン大尉って
一匹狼的な雰囲気があったので仲間と共闘作戦を取るのは意外に思ったよ。
でもあの派手な軍服姿とかを見てると彼ってバイク乗りって感じもするし、
これはツーリング仲間に近い感じでモビルスーツ隊を編成してるのかもね(^ω^)
とにかく今回は3機によるクモの巣という電気ビリビリ攻撃が目玉だったかな。
1機でもZガンダムを圧倒する性能があるハンブラビが3機も相手だし、さらに
他のモビルスーツもいっぱい投入してきているのでアーガマのモビルスーツ隊は
大ピンチに陥っていました。もうレコア中尉のメタスは撃破されたと思ったよ(汗)
それにシャアの百式も直撃を受けていたし、かなりヤバかったかもしれません。
シャアとレコア少尉は心に悩みを抱えているためか戦闘に集中力を欠いてそうね。
とりあえずラーディッシュからの援軍が来てくれて良かったと思いますわ。
「このパプテマス・シロッコ、ミネバ様の恩ためならばこの身を滅ぼしてまでも
尽くす所存にございます。」
「よーく分かった。パプテマス・シロッコ。余のためにその命捧げてもらおう。」
「はっ。身に余る光栄にございます。」
「(こういうバカな男もいる。世の中捨てたものじゃないぞ♪)」
エゥーゴに取って代わって今度はシロッコがアクシズに接触していました。
まぁ彼は元々女性による世界統治を信条に置いているという事もあって、
ミネバに対して忠誠を誓うのも当然といったところなのかもしれません。
でもハマーンの方はシロッコを小バカにした発言をしておりましたけどね。
まだ彼の真の力というものを感じ取ってないところでしょうか・・・。
とにかくこれでアクシズとティターンズの連合軍が成り立ったわけですので、
これからエゥーゴは苦しい戦いを強いられる事になりそうでした・・・。
今回はシャアとハマーンの確執などに注目がいってしまいますけど、その裏では
レコア少尉の心が不安定に揺れ動いている様子なんかもよく描かれたと思います。
なぜか彼女は以前から命の危険を顧みずに行動してしまうところがあるのですけど、
それは心の拠り所となる自分の居場所を求めようとする表れのような気もします。
彼女はシャアの「(ジオンの中では)いつも一人の男だった」という発言を受けて、
今の自分と同じものを感じたのかもしれません。そこでシャアがジオンを抜けて
エゥーゴにやって来た行動というものをある程度理解しちゃったのかもね。
それが彼女が今後とある行動を取る要因の1つになっていたように思えました。
まぁまず彼女の心の中はシャアよりもシロッコに傾いているのは確かでしょう。
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