機動戦士Vガンダム 第51話 「天使たちの昇天」(最終回) - アニメとゲームと恋の楽園
2011/04/02

機動戦士Vガンダム 第51話 「天使たちの昇天」(最終回)

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(C)創通・サンライズ

戦いで散っていった人々の想いは、生き残った人々の心に深く刻まれていく・・・。

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シャクティの祈りによってエンジェル・ハイロゥが次々に分裂し始めました。
これは平和を望むサイキッカー達の意思がシャクティを通して行っているのか!?
とにかく想定外の現象が起こってカガチとズガンは大混乱していました。
虎の子のエンジェル・ハイロゥが崩壊しちゃったんだから、もう戦いをやめて
すぐにでも本国に撤退するべきだと思うんですけどねぇ~(^ω^;)

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「クロノクル!あなたの弱さがカテジナさんを迷わせたのがまだわからないですか!」
「お前みたいな少年に何がわかる!女王の弟にされてしまって、カガチなどとも
戦わなくてはならなくなったこの私の苦しみが!」

そんな中、ウッソのV2ガンダムとクロノクルのリグ・コンティオが戦います。
もうこの戦争の決着はこの2人に委ねられたも同然かもしれない!?(´・ω・`)
そして、その2人の戦いを高みの見物しているカテジナさんはというと・・・
「取り合うのなら全力を尽くしてやっておくれよ。」
ウッソの戦い方にダメ出しして、ビーム砲をぶっ放しておりました。
ここは黙って戦いの行方を見守ってあげるんじゃなかったの!?(^ω^;)
とにかく最後の最後までカテジナさんは無茶苦茶頑張ってますわw

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「ウッソ!憎しみだけで戦っているのなら一緒に死ぬぞーーーっ!!」
クロノクルに押されていたウッソは、オデロの援護で何とか危機を脱出してました。
ウッソとクロノクルとの一対一の対決だったので、少し卑怯かもしれませんけど、
向こうはカテジナが援護していたのでこれでチャラになるかもしれませんね(^ω^)
「年上の言う事を聞いて、さっさと行きな。弟分はよ。」
「は、はい!オデロさん。」
「よし。弟はアニキにそう素直でなくっちゃな。」
こうして見ると、オデロはウッソの面倒を結構見てあげているのです。
最初の頃は殴り合いのケンカとかもしてたけど良い関係になってますね。

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ジャンヌ・ダルクがズガン艦隊の旗艦アマルティアに特攻していました!
ウッソのお父さんの執念がジャンヌ・ダルクを導いたかのように見えました!
無敵を誇ったムッターマ・ズガンもついにご退場する事になってしまいます。
この人の武勇伝は劇中で何回か語られていましたけど、結局映像として
活躍する場面を見ることなく最後を迎えてしまいました~(苦笑)
もしかするとピピニーデンやタシロよりも扱いが酷いかもしれないw
とりあえず直前に脱出していたカガチの悪運はさすがといったところかな。
でも逃げている途中で死んだマリア女王に助けを請うていましたけどね~。
生きている者が死んだ者に助けを求めてはいけませんわ。←マリア女王談(^ω^;)

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「ウーイッグのお嬢さんは、嬢ちゃんをやってりゃいいんだぁーーーっ!!!」
ウッソの代わりにオデロとトマーシュがカテジナと戦う事になりました。
この時にエンジェル・ハイロゥから放たれる光によってカテジナの様子が
おかしくなっていました。本当に戦意を喪失させる事が出来るみたいですね。
シャクティの祈りとサイコミュが連動すれば戦争が無くなるかもしれません。
「動きが止まった!?や、やるなら今だけど・・・。」
この時のオデロはカテジナを倒せる絶好のチャンスだったんですけどねぇ(涙)
残念ながらエンジェル・ハイロゥの光はオデロをも戦意喪失させていたのです!

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「この光・・・人を逆立てるっ!」
ここで、再び戦意を取り戻したカテジナの執念には凄みがありますっ!
「ウッソ!時間稼ぎをしてやってんだからなぁぁーーーっ!!!!」
カテジナのゴトラタンの斬撃とキックによってオデロが退場しました。
私はまさかオデロまで退場するとは思いませんでしたよ(´・ω・`)
この作品の中では結構目立った存在だっただけに残念です・・・。
そして死ぬ間際に彼は今まで気付かなかった両親の優しさを感じ取っていました。
彼は孤児でしたけど、両親に対して誤解しながら生きてきたのでしょうね。
でも私的には最期はエリシャを想いながら死んでほしかったような気もする。

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「やったなぁーっ!!白い奴!!」
ウッソとクロノクルの戦いもようやく決着を迎えようとしていました!
V2ガンダムの光の翼がリグ・コンティオを直撃します!
もうこの光の翼はV2ガンダムの最強の武器みたいなものですね。
「荒んだ心に武器は危険なんです!クロノクルさんっ!」
「バ、バカな!?私はこんなところで止まるわけには行かないのだ!」
残念ながらクロノクルの奮闘もここまで!最後まで女王の弟としての立場から
一本立ちすることなく人生の終焉を迎えようとしていました(´・ω・`)
さすがガンダムのクライマックスですね。次々と退場者が続出してます。
今回のサブタイのとおりに、みんなが天使となって昇天して逝きますゎ。

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コクピットから放り出されたクロノクルはマリアの名前を呼び続けました。
「姉さん。マリア姉さん、助けてよ。」
先にも書きましたが、生きてる者が死んだ者に助けを求めてはいけません(^ω^;)
姉のマリア女王はこの言葉を残して死んでいったのですからね・・・。
その後、クロノクルはエンジェル・ハイロゥに激突して命果てます。
ゴツンという衝撃音がなんとも言えません・・・(´・ω・`)

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「マリア!お前を占い師からここまで育てた恩を忘れてこう仕向けたのか!?」
玉座に辿り着いたカガチは、マリア女王の幻影に向かって話しかけてました(汗)
もうこの人の精神もかなり錯乱している状態です。マリアの幻影に発砲してますゎ。
結局、この後エンジェル・ハイロゥの崩壊によりご退場される事になるのですがね。
抵抗勢力の粛清を繰り返し、ギロチンによる制裁を行ってきた独裁者の末路としては
これはあまりにも滑稽というか、シュールな感じがしてしまいます(^ω^;)
とにかく、これでザンスカール帝国軍の命運は尽きたも同然となりました。

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エンジェル・ハイロゥに挟まれ身動き出来なくなったV2ガンダムに、
カテジナのゴトラタンが近づいてくるのですが攻撃をしてこない!?
すると、なぜかカテジナがコクピットから出てきて・・・
「戦いのケリも付いたようだわ。君が勝ったの。でも私はクロノクルを
愛してしまったから君と抱き合う事は出来ない。だから殺して頂戴。」

「死ぬ事なんてありませんよ。もう戦争は終わったはずなんです。」
この時はカテジナさんもさすがに降参するのかなぁ?って思いました(^ω^;)
でも、やっぱりこの女はそう簡単には白旗を揚げなかったですわ・・・(苦笑)
「甘いよね、坊や!w」
カテジナがウッソのわき腹に隠し持っていたナイフを突き刺しました(汗)
もし私だったら動けないV2ガンダムにとどめを刺しているんですけどねw
その点ではまだまだカテジナさんは甘いところがありますわ(^ω^)
まぁ直接自分の手でウッソを傷つけたかったのかもしれませんけどね・・・。

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V2ガンダムがカテジナのゴトラタンの前にノーガード状態で立ち止まりました。
そのことがさらにカテジナの怒りをMAXにまで増幅させてしまいます!
「カテジナさん!そこまでやるんですかっ!?」
ウッソが叫んでましたけど、そこまでやるのがカテジナさんなのですよ(^ω^;)
ここで戦争で亡くなっていった人達がV2ガンダムに力を与えていました。
こういうのもガンダムシリーズではよく見かけるシーンですよね~!(*´ω`*)

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そして、数多くの亡霊に恐怖したカテジナの心は完全に錯乱状態に・・・。
「まやかすなぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!!」
この時にカテジナの瞳の輝きが無くなったのがポイントです(´・ω・`)
「ガンダムーーーーーーーーーーっ!!!!」
ゴトラタンから放たれたメガビーム砲をV2ガンダムの光の翼で完全防御!
とにかくカテジナの機体ごとふっ飛ばしていたので、すごい迫力でした!
これがV2ガンダムの秘められた真の力なのかもしれませんね(*´ω`*)

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V2ガンダム光の翼はエンジェル・ハイロゥの中心のリングまで分解してました。
大きな光の翼が、まるで鳥が羽ばたいているかのように見えていましたよ。
とにかくシャクティが空中に浮かんでいる姿がとても摩訶不思議ですw
まぁこれで無事に救い出せたことになるので良いのかもしれませんがね(^ω^;)
ニュータイプともなるとここまで力を発揮出来ちゃうものなのかな!?
マリア女王の治癒能力にもビックリしたけど、シャクティも凄いですわ。

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ここからはガンダムシリーズの中でも最も謎に満ちたエピローグが描かれていました。
私のブログではあまり考察的な事を書かないようにしていますが、今回だけは特別に
考察を書いてみます。このVガンダムの最終回に関してはいくつもの考え方があると
思ってますので、その中の一つの考え方だと思っていただければ幸いです。
私は、結構ひねくれた考え方や趣味をしてるので予めご了承ください(^ω^;)


シャクティとカテジナさんが再会するシーンでは、不思議な事にお互い相手の事を
気付いていませんでした。失明してしまったカテジナがシャクティに気付かないのは
理解できるとしても、面識があるはずのシャクティが気付かないのは変ですよね。
でも、これはカテジナさんがあまりにも様変わりしていた事を示していたと思います。
ウーイッグではお嬢様として、帝国では軍人として立派な身なりでいましたからね。
そんな彼女がこんなにも落ちぶれた姿になっているとは思わなかったのでしょう。

しかしながら、シャクティもカテジナもニュータイプ的な感覚を持っていたので、
少しくらいは気付いてもいいのでは?と思ってしまったのですけどね(^ω^;)
これはエンジェル・ハイロゥから発する人の精神を退化させるサイコウェーブ
浴びてしまった影響があるのかも。特にカテジナの目は生まれたての赤ちゃんのように
視覚が退化してしまっているし、精神状態も良い意味で退化してしまいましたから。

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「こんにちわ。お名前、何ていうんですか?」
「カルル」
「カルル?・・・いい名前だ。」
「カルルマン!」
カテジナがカルルの名前を聞いて、ハッと気付くシーンは特に注目です!
カルルだけではもちろんわかりませんでしたけど、「カルルマン」という名前は
カテジナ自身が助けてあげた赤ちゃんの名前でしたから知っていたのです。
だからこの時に、今まで話していた相手がシャクティだと気付いたのでしょう。

それに最初の頃にカテジナは子供が苦手だからと言ってカルルマンをシャクティに
預けていました。その事を思い出して自分の愚かさに気付いたようにも思えます。
その行為はカテジナの両親が子供である自分を見捨てたように愛人や仕事に
没頭していった姿と全く同じだったわけですからね・・・。

戦争が終わって、帝国が崩壊し、故郷のウーイッグに戻ることにしましたが、
それだけではただ何となく帰ってきただけのようになります。
しかし、このカルルマンとの再会があったおかげで、カテジナは自分が今までに
犯した罪の大きさをはっきりと自覚することが出来たのだと思います。
それがこの直後の「冬が来ると・・・」のセリフに表れていました。

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「どうなさいました?」
「い、いえね・・・冬が来るとわけも無く悲しくなりません?」
「そ・・・そうですね。」
シャクティがそばに近づいた事により、目の前の話し相手がカテジナだという事を
認識しました。もちろん彼女にとっては二度と会いたくもないような人でしょう。
もしウッソがカテジナの存在を知ったら、また無茶をして追いかけそうですもんね。
それが「道に迷った旅人」という表現でも表れていたかな。
それでも、シャクティは涙を流しながらカテジナの後ろ姿を見送っていました。
カテジナもまたこの悲しい戦争の被害者の一人なんだと思っていたのかもしれません。

あとニュータイプに覚醒したウッソがカテジナを感じられなかったのも不思議でした。
もう彼の心は、カテジナの存在自体を吹っ切っていたのかもしれませんね。
エンジェル・ハイロゥのサイコウェーブの影響がどの程度あったのかわかりませんが、
少なからずニュータイプだった人達に影響を及ぼしていたのは間違いなさそうかな。
Vガンダムでは、ニュータイプとして離れている相手でも分かり合える良さが多く
描かれていますが、このラストのように直接相手と会って話をする事によって
相手の気持ちを知る大切さも伝えているようにも思いました。

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これから向かうウーイッグの町は爆撃により焼け野原になっているはずですし、
今後のカテジナの生活のことを考えるととても厳しくなる事が予想されます。
自業自得とはいえ、一人の女性にとってあまりにも辛い現実を突きつけられそうです。
しかし、これこそが彼女が背負わなければいけない生き地獄の罰なのかもしれません。

★総評★
個人的には数あるガンダムシリーズの中でも最高傑作だと思っています。
もちろん、好みという意味ではなく、完成度の高さという意味ですよ(^ω^)
まず何といってもキャラクターの描き方がとても丁寧だったと思います。
あくまで主人公のウッソを中心にして描かれていましたし、主人公への
サブキャラの関り方とか時間的配分のバランスも良かったです。
最近のガンダムを見ていると、主人公が空気になることも多いのでw、
この点は特にとても良かったように思います。


あと忘れてはいけないのは、やっぱりファラとカテジナでしょうね。
この2人については冒頭からキャラ設定を丁寧に描いていたので、
後半での性格の急変があってもごく自然に受け入れられました。
特にファラに関する描き方はとても秀逸だったように思います。
それと、最初はトリッキーな行動をして戦っていたウッソが、次第に戦争に
巻き込まれて本物の戦士へと成長していく過程なんかも見所がありました。
これらに関してはガンダムZZの猪突過ぎたマイナス面を上手く修正してます。


個人的には、正直に言って好きなキャラが誰一人もいなかったですw
でもそのお陰で、純粋にストーリーだけに集中して見ることが出来ました。
内容的にはかなりハードな展開の連続でしたけどね・・・(笑)
でもこれこそが、真のガンダムの描き方だと私は思っています。

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